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WEB広告の効果測定方法は?基本指標と分析のポイントを解説

「WEB広告出してるけど、どれくらい効果が出てるか分からない」

「効果測定ツールで情報が取れたけど、なにを見ればいい?」

このようなお悩みをお持ちではないでしょうか。

本記事では

・WEB広告の効果測定の概要

・WEB広告の効果測定で押さえておくべきポイント

など、WEB広告の効果を正しく測るためのノウハウをお届けします。既にWEB上で広告を出されている方もこれから広告を出す方も、フィードバックを元に広告を効率的に打つために必見の内容となっております。

最後におすすめのWEB広告の効果測定ツールも紹介しておりますので、ぜひご一読ください!

WEB広告の効果測定とは?

そもそもWEB広告の効果測定とは、どんなことなのでしょうか。まずはWEB広告の効果測定の概要や目的を解説します。

WEB広告の効果測定とは、自社が打っているWEB上での広告が目標に対して、どの程度達成しているか、どこに改善点があるかを見つける活動です。

WEB広告と一口に言っても、様々な種類の広告があります。代表的なWEB広告としては以下のものがあります。

  • リスティング広告:GoogleやYahoo!などの検索画面に表示される広告
  • タイアップ広告:記事などのメディアに関連商品を掲載する広告
  • 純広告:バナー広告やテキスト広告など指定場所に掲載する広告
  • SNS広告:InstagramやFacebookなどのSNSに掲載する広告

低コストで便利なWEB広告ですが、目的の売上・集客に繋がっていなければお金を垂れ流すだけで、意味がありません。そこでWEB広告の効果測定が重要となってきます。

WEB広告の効果測定によって、広告の効果やユーザーの行動を把握することができ、WEB広告の評価や次なる改善に繋げることができます。WEB広告を打つならWEB広告の効果測定は必須の活動と言えるでしょう。

WEB広告の効果測定方法は?

では具体的にWEB広告の効果測定はどんな方法で行われるのでしょうか。続いてはWEB広告の効果測定の方法を解説します。

最初にKGIを設定する

WEB広告の効果測定を行うために、まずは最初にKGIを設定します。KGIとは、Key Goal Indicatorの略称で、最終的に達成したい最重要指標を指します。

例えばWEB広告であれば、「自社製品の売上を30%向上させる」「会員登録者数を前年比10%向上させる」というのもKGIになります。Instagram広告を打つことで達成したいKGIを設定しましょう。

KGIの設定のポイントは「具体的な数値で設定すること」と「達成可能であること」です。

WEB広告を評価するためには、KGIは具体的な数値である必要があります。定性的な指標ではなく、定量的な数値目標になっているか確認しましょう。

またKGIは達成が不可能、もしくは達成が難しすぎる目標はふさわしくありません。目標を高く持つことは悪いことではありませんが、市場動向や1年・3年・5年など期間的にも達成可能な目標を設定しましょう。

KGIを達成するためのKPIを設定する

KGIを設定したら次はKPIを設定します。KPIとは、Key Performance Indicatorの略称で、KGIを達成するためのプロセスを指します。WEB広告がそのプロセスをどの程度達成できているかを定量的に計測するための指標です。KPIはKGIと同じく具体的な数値で設定する必要があります。

1つのKGIに対して、KPIは複数設定することが基本です。しかし、KPIを多く設定し過ぎてしまうとどの指標を見ればいいのかがわかりづらくなってしまいます。KPIの候補の中でも管理すべき優先順位を決めて、シンプルなKPIを設定すると良いでしょう。

WEB広告で押さえておくべき基本指標

Web広告の基本指標

続いてはWEB広告で押さえておくべき基本指標を解説します。「効果測定が重要なのはわかったけど、WEB広告の効果測定で何をみたらいいか分からない」という方のために、WEB広告で押さえておくべき指標をまとめました。

WEB広告の3つの目的別に指標を分類しました。どのような目的でWEB広告を打つか定まっているのであれば、該当の指標はきちんと理解しておきましょう。

「認知」目的

インプレッション数

インプレッション数とは、自社の広告がWEB上で表示された回数のことです。回数はのべ数となるため、一人のユーザーに同じ広告を3回表示されれば、インプレッション数も3になります。

インプレッション数を確認することで、広告が正しく機能しているかを確認できます。また、他の指標と組み合わせることで、広告がどれくらい効率よく運用できているかを評価することが可能になります。

インプレッション単価

インプレッション単価(CPM:Cost Per Mile)とは、広告表示回数あたりの広告単価のことです。多くの場合1000回が基本単位とされ、以下の式で計算されます。

インプレッション単価 = (広告費 ÷ インプレッション数)  x 1000

リーチ数

リーチ数とは、自社の広告が表示されたユーザーの数のことです。同じユーザーに広告が3回表示されてもリーチ数は3となります。

のべ数でカウントするインプレッション数に比べ、リーチ数は広告が届いたユーザー数がわかるため、どれだけのユーザーに広告をみてもらえたかがわかります。

「誘導」目的

クリック数

クリック数は広告がクリック(タップ)された回数です。クリック数が多いほど、広告への誘導数が高いと言えます。

クリック率

クリック率(CTR:Click Through Rate)は広告が表示された回数(インプレッション数)に対して、広告がクリックされた比率です。クリック率は、以下の式で計算されます。

クリック率 = (クリック数 ÷ インプレッション数)×100(%)

クリック単価

クリック単価(CPC:Cost Per Click)は広告1クリックあたりの広告単価です。クリック単価の数値が低ければ、低単価で効率的にサイトへ誘導ができているといえます。クリック単価は以下の式で計算されます。

クリック単価 = 広告費 ÷ クリック数

「獲得」目的

コンバージョン数

コンバージョン数とは売上や会員登録などの目標達成に至った数です。WEB広告を出す前には正しい評価をするために、何をコンバージョンとするかを明確に定める必要があります。

コンバージョン率

コンバージョン率(CVR:Conversion Rate)は、広告からサイトを訪れたユーザーの内、コンバージョンに至った比率です。目標に直結する指標であるため、KPIに設定することも多いです。コンバージョン率は以下の式で計算されます。

コンバージョン率 = コンバージョン数 ÷ クリック数×100(%)

コンバージョン単価

コンバージョン単価(CPA:Cost Per Action)は1回のコンバージョンにかかった広告単価です。数値が低いほど広告の費用対効果が高いと言えます。コンバージョン単価は以下の式で計算されます。

コンバージョン単価 = 広告費 ÷ コンバージョン数

WEB広告の効果測定を行う際の注意点

続いては、WEB広告の効果測定を行う際の注意点を解説します。前章でWEB広告の効果測定で押さえるべき基本指標を紹介しましたが、ただデータを確認するだけの効果測定では広告の正しい評価や改善につながりません。

WEB広告の効果測定を行う際には以下の3つの注意点があります。

KGI・KPIを設定してから効果測定を行う

前述の通り、WEB広告の効果測定を始める際には、KGI・KPIの設定が必要です。KGIによって広告の成果を正しく評価したり、KPIによって進捗や課題を見つけることができます。広告を打っているけど、KGI・KPIの設定ができていないという企業は、必ずKGI・KPIの設定をしましょう。

さらにKGI・KPIは適宜見直しをすることも重要です。例えば、KPIが全て達成できているのに、KGIが達成できていない場合は、KPIの設定が適切でない可能性があります。そのような場合は、KPIを今一度見直して、KGIと関係の強い指標に変更しましょう。

定期的にデータ確認を行う

WEB広告の効果測定を感覚的にチェックするのではなく、データを定期的に確認することで客観的な評価を行いましょう。

データの見方としては、過去からの増減量・増減率を見たり、通常時とキャンペーンなどのイベント時の差を見ることで、広告の効果を評価することができます。そのため、過去のデータと比較ができるように基本指標を参考にまとめておくと良いでしょう。

長期的な視点で分析・評価を行う

最後はWEB広告の効果測定の長期的な視点で分析・評価を行うということ。WEB広告は、広告を投下してから成果につながるまでにタイムラグがあります。

既に認知度の高い商品・サービスであれば、広告を打つことである程度売り上げにつながるかもしれませんが、基本的にはWEB広告を投下してすぐに売上が上がるということは少ないので、一定期間以上のデータ収集が必要です。

また、1日だけのデータを見て一喜一憂するのではなく、まとまった期間のデータを分析することで、正しい評価を行うことができます。広告を投下した直後で成果が出ないからといって、広告を取りやめたり、別の広告を打つようでは、広告の正しい評価はもちろん、広告の問題点・改善点を見つけるのも難しくなってしまいます。

WEB広告は手軽に広告を投下できる一方で、WEB広告の効果測定は長期的な視点で分析・評価を行わなければいけないことに注意しましょう。

WEB広告の効果測定のおすすめツール紹介

最後にWEB広告の効果測定のおすすめツールを紹介します。それぞれの特徴を把握して、自社にあったWEB広告の効果測定のツールを選びましょう。

アドエビス

アドエビス

出典:https://www.ebis.ne.jp/

アドエビスではデータ管理機能により、様々な媒体に出稿している広告からの流入を集約し一元管理することができます。また、広告だけでなく自然流入からの流入も計測できます。複数の媒体からの情報を集約するので、CVの重複や漏れなく見れるようになります。また、アトリビューション分析により、ラストクリックで取れた広告だけでなくその前に見た広告にもCVを再配分して見ることができます。

間接効果の高い広告にも費用をかけられるようになるため、中長期的な売上向上にも取り組めます。

料金体系基本料金(定額)+従量課金月額のサービス利用費用は、計測上限枠内は定額料金となり、上限以上の計測はトラフィックに応じた従量課金となります※ 基本料金はご契約プランによって変動いたします
初期費用0円アカウント発行や導入に際しての初期費用はいただいておりません初期導入の費用が抑えられるため、気軽にご利用いただけます

WEBAntenna

WEBAntenna

出典:https://www.bebit.co.jp/webantenna/

WebAntenna(ウェブアンテナ)は、株式会社ビービットが提供する広告効果測定ツールです。

複数のWEB広告を一つのツールで測定・比較することができます。アトリビューション分析によってどの広告がどれくらいの効果を出しているか把握でき、どの広告に力を入れていくべきか戦略立てに役立ちます。

ADGoCoo

ADGoCoo

出典:https://adgocoo.com/

ADGoCoo(アドゴクウ)は、株式会社ディーボが提供する広告効果測定ツールです。

低コストで導入も簡単なのが特徴です。月額5,000円(12ヶ月契約なら4,500円)から利用可能で、専門知識なしで1,2分で導入することができます。そのような手軽さにも関わらず、広告効果測定に必須の機能は備えていますので、はじめてツールを利用する方におすすめです。

Databeat Explore

Databeat Explore

出典:https://www.data-be.at/

Databeat Explore(データビート エクスプローラー)はSNS広告のレポートを自動作成できるツールです。さまざまなSNS広告のデータ収集をし、一つのシートにひとまとめにすることができます。ツールに用意されたテンプレートを使用すれば、広告の効果測定結果を報告用レポートを簡単に作成することができます。

さらにExcelやGoogleスプレッドシートへの出力はもちろん、Googleデータポータルやその他BIツールへの連携が可能です。

Databeat Exploreの費用は2つのプランによって異なります。

アカウント数課金プラン:広告アカウント数 x 300円/月

広告費課金プラン:広告費 x 0.3% / 月

ICONOSQUARE

ICONOSQUARE

出典:https://www.iconosquare.com/

ICONOSQUARE(イコノスクエア)はInstagramだけではなく、Facebookの分析も行えるSNS分析ツールです。投稿数、いいね数、コメント数、フォロワー数、直近7日間のフォロワーの増減数、月ごとのフォロワー増減数、投稿頻度などを視覚的にわかりやすく整理してくれます。

ただし、英語版のみで日本語版はリリースされていないため注意しましょう。

費用は3つのプランによって異なります。

Pro $49/月

Advanced $79/月

Enterprise $139/月

ゼプラ

ゼプラ

出典:https://zepla.jp/

ゼプラはSNS、WEBサイト更新や広告の効果測定を誰でも簡単に、オートマチックにするツールです。施策毎に目標・計測期間を設定すれば、結果を自動で計測してくれるため、施策のやりっぱなしを防ぎ、施策毎の費用対効果を簡単に把握することができます。

目標設定を自動レコメンドしてくれるので、 Google AnalyticsやSearchConsoleなど各種ツールの知識 が無くても、誰でも簡単に効果測定が可能です。

スタンダードプラン9,980円/月 95,805円/年所有する1つのWEBサイトの効果測定を実施
プレミアムプラン49,800円/月 478,080円/年自社で所有する全てのWEBサイトの効果測定を実施
マスタープラン99,800円/月 958,080円/年クライアントのWEBサイトの効果測定を実施

まとめ

WEB広告は低コストで多くのユーザーにリーチできますが、正しく広告効果を測定して評価・改善していくことが重要です。

本記事を参考に、WEB広告の効果測定を始めたり、自社の効果測定方法を見直してみてください。

また、WEB広告効果測定ツールの多くはトライアルで利用できるものが多いです。機能だけでなく、見やすさや操作のしやすさなどの使い勝手もツール選びでは重要となってきますので、まずは気軽にツールに触れてみることをおすすめします。

代表取締役 池本 将章E

代表取締役 池本 将章

株式会社エッコにて、WEBコンサルティング事業部長、東京支社統括を歴任した後、 2017年にMPHを創業。2019年にプラスファクトリー株式会社を設立。これまでに500以上の企業への支援実績。

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